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想うより、想われる方が良い?
第20章 おまけ:「どうして・・」
『じゃ・あ・さ、
絵がセッティング出来るようになるまで暫くかかりそうだから、
スミレちゃんに合うコーデを考えてて』

無茶ぶりを拒絶されないよう
ノエはそそくさと階段へ向かう。

ブルコントが文句を発する瞬間、
パッと振りむき

『全身だからね、
ちゃんと選んでよ!』

弾んだ声で釘を刺した。

ノエがこういうテンションの時は、
きっちり応えないと後が厄介。

(はぁ。今、拗ねられたら仕事が・・)

仕方なく全身コーデを考える事に。

(合うものと言われても、
いつもギャーギャーと
五月蠅い馬鹿アマゾーヌですからね・・
何を着てもお子様にしかならないのでは?)

しかめっ面で事務的に服を見てはハンガーを片側へ寄る。
見ては寄せ、見ては寄せ、
単純に繰り返しているうちに、
いつの間にか夢中になっていた。
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