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第7章 輝昭の事情。

夕方、親父に呼びつけられ、

何事かと思えば、
かなり面倒くさそうに

"遊ぶのはかまわんが、生活圏へ連れ込むな･･"

と、くぎを刺してきた。

知られるのが早くて驚いたが、
誤魔化して逃げるのは賢明でない。

親父が煩わしさを態度に滲ませる時は、
必ず母さんが絡んでいるからだ。


"報告が遅れましたが、
　彼女とは本気で付き合っています。"

"なら、早々に部屋を買ってやれ。
　アレが勝手に動いているぞ、はぁ。
　明日の昼食会はそれを覚悟して、
　上手く立ち回れ。"


･･オイオイ、上手く立ち回れって、
完全否定されるより性質が悪い･･

それに、
救済措置だとでも言いたげに、
"愛人"容認発言かよ。

縁談の相手、美紗、俺にも失礼だろ。