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不知夜月(いざよいづき)の夜に――
第2章 三日月
飲み込むときゴクンと音がした
自分でも不思議なくらいに興奮している


僕も…
僕だって…


彼を非難することなんて出来ないのかも知れない――




****


『歩美…』


逢えば直ぐにでも抱きたくて
待ち合わせはいつも
僕のアパートだった


『蓮…待って…』


戸惑う君の顔が少し赤らんで
僕の欲情を余計にそそった


柔らかな唇を塞げば
諦めたように
君は背中に腕を廻す


領を味わえば甘い香りがした


カーテンも引かない明るい部屋で
容赦なくソファーの上で胸を露にして
脚を開かせた


『恥ずかしい…』


両手で顔を覆う仕草が
堪らなく色っぽくて
夢中で君の体にしゃぶりついた


それからの君は
とても大胆で
妖艶な女に変わった


大きめな胸がリズミカルに揺れるのを
僕は快楽の中で見詰めた


色っぽいよがり声が
いつも僕の欲の限界を早めたね




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