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不知夜月(いざよいづき)の夜に――
第2章 三日月
君を好きだった
だけど僕は
言わなくても伝わってると思った


言葉を欲しがる君と
抱くことで愛情を示したい僕
君は"体が目的なの"と言って涙した…――


*****



ゴックン―――
飲み込んだ珈琲の味が一瞬消えた


僕は…
最低だと罵った彼女の彼氏と
大した違いはないんじゃないか――
そう感じた途端
居たたまれない感情に支配された


『ごめん…言い過ぎた…
君が悪い訳じゃ無いのに…』


彼女は何度も首を横に振った


『私ね…
新月の夜にお願いしたの…
早く彼を忘れられるようにって

それから…
もう一度…』


『ん?
もう一度?』


『ううん
何でもないです
今日はありがとうございました』


『暗くなるのが早くなってきたから
君も早く帰りなね』


知り合って間もない女性に
感情的になって言い過ぎたことが
恥ずかしくなって
僕は飲み干したカップを持ち立ち上がった




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