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不知夜月(いざよいづき)の夜に――
第3章 上弦の月
お互いの傷には触れる事もなく
ただ
他愛ない事だけを話してた…
なのに今日は
ラテアートにはしゃぐ姿に
愛しさを感じた―――
その時の会話を反芻してみる…―――
『幸さん
この頃 笑顔が増えたね』
『そうですか!?
だとしたら
この場所と蓮さんのお陰でしょうか
落ち着ける場所があるって
大切な事なんだと気付きました
蓮さんと話せるのも嬉しいし…
…なぁんて言ったら
気を悪くさせちゃいますね』
その返事に後押しされたかな…
『そんな風に思ってくれて嬉しいよ
てか 僕達…
恋人同士だと思われてるんじゃない?』
そう言った僕を
幸さんはチラッと見て
そして微笑んだ
『そうなら…嬉しいですけど…』
――――
彼女はどういうつもりで言ったのかな…?
ただ
他愛ない事だけを話してた…
なのに今日は
ラテアートにはしゃぐ姿に
愛しさを感じた―――
その時の会話を反芻してみる…―――
『幸さん
この頃 笑顔が増えたね』
『そうですか!?
だとしたら
この場所と蓮さんのお陰でしょうか
落ち着ける場所があるって
大切な事なんだと気付きました
蓮さんと話せるのも嬉しいし…
…なぁんて言ったら
気を悪くさせちゃいますね』
その返事に後押しされたかな…
『そんな風に思ってくれて嬉しいよ
てか 僕達…
恋人同士だと思われてるんじゃない?』
そう言った僕を
幸さんはチラッと見て
そして微笑んだ
『そうなら…嬉しいですけど…』
――――
彼女はどういうつもりで言ったのかな…?