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不知夜月(いざよいづき)の夜に――
第4章 満月
一週間振りなのに
それ以上に長い長い時が経ったような…
そんな感覚


『…幸さん…心配したよ』
そう言うのが精一杯で
元気そうな声が嬉しくて
涙が溢れそうになった


『心配してくれたんですか』


『当たり前だよ!
……もう…逢えないのかと思った…』


声が震えてしまわないように
平静を装いながら話す


『手紙読んだよ…』


『……そうですか
ありがとうございます』


それから数十秒
僕達は黙ったまま―――


『幸さん…逢いたい
僕も君に伝えたいことがあるんだ』


押さえきれない想いを
直接伝えたかった


ずっと隠してきた胸の内を
直ぐに彼女に話したかった


何よりも
あの優しい笑顔が見たかった



そして 抱き締めたいと強く思った――







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