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止められなかった…
第4章 意識が遠のく…
“ゆなぁ~…すんごい事になってるぞ”

孝さんは、ビジョビショになった手を私の目の前にかざして、その手を自分の口へと持っていった…

ジュルジュル…

私の目を見つめながら…
妖艶な鋭い目つきで…

もう会社で見せている優しげなオジサンではなくなっていた…

私は、そんな孝さんを直視する事ができなかった…

“ゆな…”

“ハァ…ハァ…ンッ…”

“手ぇ出して…”

“ンッ…”

ボーっとしながら、私は素直に両手を差し出した。

“ゆな…可愛いよ…もっともっとイかせてやるから”

そう言うと、仕事柄いつもカバンに入っている電源コードを取り出し、私の手首に巻きつけて来た…

“孝…さん…や…やだ…何するの…?”

孝さんはニヤッと笑いながら

“ゆな…女って身動きできないとどうなるんだろうな?”

そう言いながら、ベッドの柱にコードをギュッとくくりつけた…

両腕を羽交い締めにされて身動きが取れない…

止めて欲しい…
もう終わりにして欲しい…
これ以上されたらどうなるかわからない…

なのに私は何も言わず、孝さんをトロンと見つめたまま、呼吸を乱しているだけ…

ジッとしているだけなのに、下半身からは熱を帯びた愛液がとめどなく溢れてくるのがハッキリとわかる…

“孝さん…コレ…取って…”

心とは裏腹な台詞…
自分で分かっている…
取ってもらえる筈が無い事も…
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