この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたが教えてくれたこと
第6章 6
遼平は何か口を動かしたが言葉は出なかった。

「呆れたでしょう? 淫乱な女だと、失望したでしょう?」
「そうやって自分を貶めて、独り善がりに酔いしれて嫌われようって魂胆ですか? そうはいきません。俺は紫遠さんのことを諦めきれません」
「そうじゃない……そうじゃないの……」

遼平は訳が分からない様子で紫遠を見詰めていた。

「軽蔑しないでね……とは言わない。軽蔑されても仕方ないから。私ね……」

一瞬躊躇った後に、紫遠は言葉を続けた。

「マゾなの。痛くされたり、罵られたり、辱められたり、玩具みたいに扱われたり、縛られたり、叩かれたり……そんな風にされないと、本当に気持ちよくなれないみたいなの……」

大きな遼平の目が、更に大きく見開かれる。

「ごめんなさい……変態で……」

彼の答えなど聞く必要もなかった。せめて笑おうと、紫遠は口許を緩めてみせる。
/168ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ