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あなたが教えてくれたこと
第6章 6
「淑女も台無しだな」
「ごめんなさい……ご主人様を想うと、おまんこが疼いて……おかしくなりそうなんですっ……」
「ご主人様か……悪くないな。仕方のない。舐めてやってもいいが絶対にイクなよ? 約束できるか?」
「は、はいっ……」

自信などまるでなかった。むしろここまで高揚させられ、舐められたとたんに飛んでしまいそうな予感さえした。

「こんなに濡らして……」
「ご主人様に身体中を舐めて貰っていたら、どんどん溢れて来てしまって……」

ちょんっと舌先が触れた。それだけで熱い痺れがふわっと立ち籠めた。

「少し触れただけで糸引いてるぞ」
「い、言わないでっ、そんなことっ……」
「紫遠の味がする」

淫らな音を立てながら彼の舌が恥裂を拭っていく。見えない分意識が集中するせいか、感度がいつもよりも増しているようだった。
早くも達しそうになってしまい、出来もしない約束を誓ってしまった自分を呪う。


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