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あなたが教えてくれたこと
第8章 8
言葉にしていくうちに紫遠の感情はどんどん昂ぶっていく。
「せめて感じないことが、あなたへの誠意だと思ったの……でもっ……」
「もういい、紫遠」
遼平は無理矢理抱き締めてくるが、紫遠は止まらなかった。
「いっちゃったのっ! わたし、あの人に玩具にされて、いっちゃったの……それも一度や二度じゃないわっ」
「わかったから、紫遠」
「あなただけが好きなのにっ……遼平さん以外に触られたくもないのにっ……何回もイッたわっ! あの人は恥知らずと言って笑ってっ……潮まで撒き散らしながらっ……」
喉の奥に感情が詰まり、叫びたいのに声も出なかった。
遼平に潰れるくらい、きつく抱き締められていた。
「ごめんなさいっ……私はあなたに愛される資格なんてないのっ! だからもうっ……赦してっ……あなたの前にいるだけで惨めなのっ……」
「紫遠は悪くない。大丈夫」
「触らないでっ……お願いだからっ……」
抱き締められれば抱き締められるほど、心が窒息しそうだった。
「せめて感じないことが、あなたへの誠意だと思ったの……でもっ……」
「もういい、紫遠」
遼平は無理矢理抱き締めてくるが、紫遠は止まらなかった。
「いっちゃったのっ! わたし、あの人に玩具にされて、いっちゃったの……それも一度や二度じゃないわっ」
「わかったから、紫遠」
「あなただけが好きなのにっ……遼平さん以外に触られたくもないのにっ……何回もイッたわっ! あの人は恥知らずと言って笑ってっ……潮まで撒き散らしながらっ……」
喉の奥に感情が詰まり、叫びたいのに声も出なかった。
遼平に潰れるくらい、きつく抱き締められていた。
「ごめんなさいっ……私はあなたに愛される資格なんてないのっ! だからもうっ……赦してっ……あなたの前にいるだけで惨めなのっ……」
「紫遠は悪くない。大丈夫」
「触らないでっ……お願いだからっ……」
抱き締められれば抱き締められるほど、心が窒息しそうだった。