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あなたが教えてくれたこと
第2章 2
変に意識してはいけないと思うほど、人はぎこちなくなってしまうものだ。紫遠は休憩のお茶を運ぶだけなのに、やけに身体がかたくなってしまう。

「きゃっ!?」

トレイに乗せたお茶を運ぶとき、不自然に脚が絡まって前のめりになってしまった。

「危ないっ」

慌ててた駆け寄った遼平が彼女を支える。
咄嗟の出来事だったため、彼の身体は紫遠に密着してしまっていた。
片手は腕を掴み、もう片手は腰から腹部に回されている。

「危ないところでしたね」

そのままの姿勢で遼平は微笑んだ。顔が近すぎたから紫遠は慌てて俯き、「すいません」と謝りながら彼から離れた。

「もー、お母さん!」

母親の失敗を智哉は愉快そうにからかう。
夫以外の男性とあそこまで密着したのははじめてだった。
紫遠はテーブルにティーセットを置くと、逃げるようにその場から立ち去った。
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