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あなたが教えてくれたこと
第3章 3
彼の瞳はそのまま紫遠を離さなかった。
彼女も目を逸らすことが出来なかった。
人と目を合わすのが苦手な彼女だったが、そんなことを忘れたかのように見詰め返す。

言葉は続かなかった。
息抜きもしないと、という言葉は間違いなく自分に向けられたものだ分かっている。
その続きを聞かせて欲しかった。

「あーっ! 負けたっ!」

静かに緊迫した空気を崩してくれたのは智哉だった。
ゲーム機を睨んで悔しげに口を尖らせている。

「どれどれ?」と軽い口調で立ち上がった遼平は智哉の元へと行ってしまう。
紫遠はまだ、視線を動かせずにいた。
無理矢理抱き寄せられてキスをされたように、心はざわついていた。



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