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あなたが教えてくれたこと
第4章 4
正嗣はそのまま家を出て行ったようだった。
このあと酷く折檻されるのは免れたが、仕置きをあとにされるのは却って恐怖心を煽られる。
結局彼はその日、そのまま帰ってくることがなかった。

すぐに冷やしたが、翌日にも跡は遺ってしまった。
頬は痛々しく青痣となり、髪の毛だけで隠すのは無理がある。仕方なくそこにガーゼを当てた。
今日は家庭教師がやってくる日だった。
智也はあのあと部屋に閉じこもりっきりで学校も休んでしまっている。

『もしかしたら、あの人なら』という一縷の望みを遼平に託してしまう。
部屋も心も閉ざした息子に光を与えてくれるかもしれない。
しかし起こったことをありのまま伝えるのは、家の恥を晒すことだ。それはなんとか避けたかった。

どう説明するか迷っている内に遼平が来訪を告げるベルを鳴らしてしまっていた。
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