この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたが教えてくれたこと
第4章 4
「辛いことや、悲しいことがあったら、俺に相談してください。なんの役にも立てないかもしれないけど、話すことで楽になることもありますから」
「ふふっ……優しいんですね、先生は」
「さあ? 優しい振りして悪い奴かもしれませんよ」

遼平は戯けたように悪そうな顔をする。
おかしくて紫遠は口許に手を置いて笑った。

「それは注意しないといけませんね」
「そう。紫遠さんは騙しやすそうですからね」
「さあ? それはどうかなぁ? ぼんやりしている振りをして実は計算づくかもしれませんよ?」

相手の調子に乗って紫遠がふざける。

「それは確かに怖いな。惚けた振りをして魅力を振りまいてるんだ?」
「えっ!? 魅力って……そんなもの、出してませんけど」

いきなりそんなことを言われ、紫遠は素に戻ってしまう。

「なぁんだ。やっぱり天然じゃないですか」

遼平は少し首を傾げて微笑んだ。
/168ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ