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あなたが教えてくれたこと
第5章 5
「んうっ……ふぅ……」
冨士雄は気持ちよさそうに時おり呻く。
こうしていると義父もどこか可愛らしいおじいさんに見えなくもない。
『お義母さんが亡くなって、お義父さんも寂しいんだろうな』
そんな憐憫の念さえ浮かんでしまう。
その油断が、よくなかった。
「きゃっ!?」
突如冨士雄に太ももを掴まれ、逃げようとして転んでしまう。
ロングスカートが捲れて太ももはおろか、その奥のショーツまで露わにしてしまっていた。
「ほう。思ったより扇情的なのを穿いてるんだな」
冨士雄は口許だけで嗤い、その視線は彼女の下半身を舐め回していた。
紫遠の下着は全て夫の趣味に合わせて揃えられている。今日身につけているものは黒のレースで細い頼りないものだった。
残念ながら夫がいないときに穿く普通のものは持っていない。そのためいつでも際どいものを身に纏うしかなかった。
「止めてくださいっお義父さんっ!!」
立ち上がる暇も惜しみ、畳を這いながら逃げる。
冨士雄は気持ちよさそうに時おり呻く。
こうしていると義父もどこか可愛らしいおじいさんに見えなくもない。
『お義母さんが亡くなって、お義父さんも寂しいんだろうな』
そんな憐憫の念さえ浮かんでしまう。
その油断が、よくなかった。
「きゃっ!?」
突如冨士雄に太ももを掴まれ、逃げようとして転んでしまう。
ロングスカートが捲れて太ももはおろか、その奥のショーツまで露わにしてしまっていた。
「ほう。思ったより扇情的なのを穿いてるんだな」
冨士雄は口許だけで嗤い、その視線は彼女の下半身を舐め回していた。
紫遠の下着は全て夫の趣味に合わせて揃えられている。今日身につけているものは黒のレースで細い頼りないものだった。
残念ながら夫がいないときに穿く普通のものは持っていない。そのためいつでも際どいものを身に纏うしかなかった。
「止めてくださいっお義父さんっ!!」
立ち上がる暇も惜しみ、畳を這いながら逃げる。