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あなたが教えてくれたこと
第6章 6
「そんなやり方っ……やめっ……ああっ!」
「安心しろ。まだインクは入れてない」
そんな心配など全くしていなかった。わざと惚けたことを言うのも彼らしい苛め方だった。
破裂しそうなほどに張り詰めたクリトリスだが、当然鋭い尖端で突かれても割れたりはしない。
軽く細かく突き回され、下手に暴れることも出来なかった。
鋭い痛みと共に緊迫を伴う愉楽が襲ってくる。
「いっ……痛っ……いいっ……あっ……く、来るっ……ああっ……」
電流が走るタイプの、鋭くて細い絶頂だった。
陰部で起きたその刺激は、一瞬で脳まで貫かれた。
女としてというより、人としてすら扱われていない。
そんな蛮行の果てに玉悦を得てしまう自分が情けなくて目頭が熱くなった。
しかし泣けば夫に何らかの不信感を与えるかもしれない。紫遠は必死に涙を堪えていた。
幸いその目を見た正嗣は「目が潤むほど気持ちよかったのか?」と見当違いをしてくれた。
「ええ……とっても……」
無理なく微笑めた。
紫遠は自分にそんな器用さがあったのだと、どこか冷静にそんなことを考えていた。
「安心しろ。まだインクは入れてない」
そんな心配など全くしていなかった。わざと惚けたことを言うのも彼らしい苛め方だった。
破裂しそうなほどに張り詰めたクリトリスだが、当然鋭い尖端で突かれても割れたりはしない。
軽く細かく突き回され、下手に暴れることも出来なかった。
鋭い痛みと共に緊迫を伴う愉楽が襲ってくる。
「いっ……痛っ……いいっ……あっ……く、来るっ……ああっ……」
電流が走るタイプの、鋭くて細い絶頂だった。
陰部で起きたその刺激は、一瞬で脳まで貫かれた。
女としてというより、人としてすら扱われていない。
そんな蛮行の果てに玉悦を得てしまう自分が情けなくて目頭が熱くなった。
しかし泣けば夫に何らかの不信感を与えるかもしれない。紫遠は必死に涙を堪えていた。
幸いその目を見た正嗣は「目が潤むほど気持ちよかったのか?」と見当違いをしてくれた。
「ええ……とっても……」
無理なく微笑めた。
紫遠は自分にそんな器用さがあったのだと、どこか冷静にそんなことを考えていた。