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第2章 ナミダのワケ
土曜日の夜バイトの飲みで。
明け方まで連れまわされ、そのまま昼のバイトに入った。
スタッフルームで軽く仮眠は取ってなんとかこなしたが、夕方の今はもうフラフラでマンションまでやっと帰って来た。

ったく。
あのアキラってマネージャー、飲ませ過ぎ〜。

ねーちゃんにカンパしてもらってる広い部屋だってのに、ほぼ寝に帰るだけになってしまっている。

あのマネージャー、視察と称してふらりとやってきて、ああやって連れまわすらしい。
レポートの為に夜シフトを入れてなくて良かった。

けど、今はレポートが出来る力は残ってない。

とりあえず眠りたい。
明日朝、早く起きてー。
それしかない。

酔った頭でぐるぐる考えながら、羚汰はやっとの思いで靴を脱いだ。

カーテンから微かにこぼれる日の光で、寝室に向かい、自分の体をベッドに投げ出した。



気が付くと、熟睡していたらしい。
レポート!と、慌ててスマホで時間を確認する。

どうやらまだ日付が変わってないギリギリの時間だ。


一安心して、ベッドに仰向けになる。

喉が乾いたし、お腹も減った。

確か、冷蔵庫の中は何も無い。

近くにコンビニがある。
とりあえず、そこに行くか。

起き上がって、昨日の服装のままなのに気づく。

酒の匂いとタバコの匂いがする。
そーいや風呂に入ってないし、歯も磨いてない。

髭は、そんなに伸びてない。
でも触るとジョリっとする。

とりあえず、メガネをかける。

普段はなくても大丈夫なのだか、
活字を読む時と、疲れた時は、メガネが欠かせない。

立ち上がるとお腹がぐううーーっと盛大な音を立てた。

コンビニ行くのに、せめて歯は磨くか。

ぼーっとしながら、台所で歯を磨く。

玄関でクロックスを履いて、ドアを開ける。


廊下ですれ違った人が、隣の部屋に入っていった。

あ、初めて見た、隣の人ー。


っていうか!挨拶!!!

3月の末に引っ越して以来、なかなか会えずに居た隣人。

じーちゃんが、引越しの挨拶はキチンとしろって洗濯セッケンを持たせてくれていた。
下の601の部屋の人には引越し当日に会えたものの、隣の702の部屋の人には今まで一カ月近く会えずにいた。

玄関先にずっと放置していた紙袋を持って、702へ向かう。
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