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第6章 新婚初夜?
「明日も稜、休みだよね?」

「うん...」

まさかと思いながらもなんとか首を縦に振ると、にまにまっと不敵な笑みを浮かべている。

「じゃ、イッパイ栄養つけなきゃだね。行ってくる」

鼻歌でも歌い出しそうに羚汰が部屋を後にした。


羚汰が出掛けたのを音で確認してから移動し、なんとかシャワーを浴びる。

カラダにいくつか痕が残っていて、今更ながらに恥ずかしい。
しっかり服を着込んで、リビングに戻る。

すぐそこのコンビニからなら、もう帰ってきてもおかしくないのに、まだ羚汰の姿はなかった。

その代わり、リビングには沢山の荷物で溢れている。

沢山の御祝儀や森オーナーからの大きなプレゼント。
余分が案の定余ったプチギフトや卓上のメニューなどの紙類。
式に来れなかった友人が送ってくれた電報付のぬいぐるみやブリザーブドフラワーのアレンジ。
千夏と有希子が作ってくれたウェルカムボード。
弟の空人が作ってくれた、上映用のプロフィールDVD。
ドレスの下に着ていた専用の下着類。
その他、なんでこんなものが?と思うような荷物が沢山なのだ。

お腹もすいていて力は出ないし、全部は片付けれない。
けど、せめて少しは片付けないとご飯を食べるどころではない。

いくつか紙袋の中身を片付けて畳み、いくつかは端に寄せる。
ようやく半分ぐらいになったところに、自分のスマホがあらぬ所から出てきた。

画面をつけると、当然だが電池が残り少なくなっていて。
その代わり、LINEとメールが山のように来ていた。
特にLINEは、未読が400件越えで。
昨日の参加者から、それぞれ撮った写真や動画が送られてきていた。

少し覗いて、それより!と思い直して、お礼の返事を先に送る。
ちょっと定型文っぽくなるけど、とりあえず仕方ない。

ほぼほぼ送り終える頃、羚汰がやっと帰って来た。

「ただいま〜」

「おかえり!遅かったね」

荷物を受け取ると、明らかにそこのコンビニのものでは無い。

「おでん、っていえばさ〜」

羚汰が楽しそうに笑っている。

え。ひょっとして。

「『なかやま』!?」

2人で初めてデートしたおでんの美味しい居酒屋だ。

「え?お休みじゃないの?」

「うん。最近、日曜日も開けてるらしい。って言ってたじゃん、この前行った時〜」

この前と言っても、ここの所忙しくて2ヶ月程行けてない。
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