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調教ごっこ
第2章 調教ごっこ

「ぬ、脱げって……そんな───」
悠香の身体に緊張が走る。
ドキドキと胸が弾み頭に血がのぼる。
悠樹の前に立ち尽くし、悠香は必死に悦びを隠した。

 悠樹が追い込む。
「ドMのくせに恥ずかしがるなよ。わかってるぜ、姉ちゃんが今何を考えてるか」
「な、なによ……」
「姉ちゃんの小説にもこんなシーンがあったよな。担任の目の前で制服脱いで下着姿になってさ……。まさに今、同じシチュエーションだな」

 悠香はハッと目を見開き息を止めた。
まさしく悠樹の言うとおりだった。
「被虐の放課後」の冒頭は悠香が校舎裏の倉庫に呼び出されたところから始まる。
薄暗い倉庫内にセーラー服姿で立ち尽くす悠香。
目の前には錆だらけのパイプ椅子に座る担任。
「脱げ」の一言に、悠香は屈辱の涙を浮かべ制服を脱いでいく。

 「薄暗い部屋に私の白い肌が───」
 「大きな目から溢れた涙が、胸まで伸びた黒髪に落ちた──」
 「あいつの視線が私のくびれた腰と丸みを帯びた小さなお尻を犯して───」
 「Eカップのブラをあいつの手に───」

 小説内で悠香は“悠香”の容姿をそう描写している。
それはまさしく悠香自身の描写だった。
そして今、本物の悠香は“悠香”と似た状況にあった。

 「姉ちゃん、今凄く興奮してるだろ?なんせ願望が現実になったんだからな。ほら、脱げよ───好きなんだろ、こういうの」
ほらほら、と悠樹が激情を煽る。
返す言葉もなく、悠香は羞恥に震える手を寝間着のボタンにかけた。
「わ、わかったわよ……でも明かり消して」

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