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調教ごっこ
第2章 調教ごっこ

 スッと明かりが消え、豆電球が灯る。
部屋を照らす微かなオレンジ色の闇は、悠香の緊張をいっそう高まらせた。
ドッ、ドッ、ドッ、と悠香の胸が音を立てる。
ボタンを全て外し、上のパジャマを脱ぎ捨てる。
大きく膨らんだTシャツの胸元がプルンと揺れた。


 やだっ……弟の前で何してるの私……
 恥ずかしい……恥ずかしいのに───
 私……凄くドキドキしてる

 
 羞恥に震える指を下のパジャマにそえる。
これから起こることを予感した唇からハァーッと吐息が漏れる。
悠樹がクスクスと笑う。
「あーあ-、そんなに感じちゃって──ホント、姉ちゃんはやらしい女だな。あ、そうそう……セーラー服を脱いだ悠香はそれからどうしたんだっけ?」

 ギクリと悠香の身体が跳ねた。


 だめよ……だめだめ───
 いけないわ……そんなこと

 思えば思うほど快感が走り身体が熱くなる。
セーラー服を脱いだ“悠香”は、その後、ショーツ一枚の姿で担任の前にひざまずく。
スラックスのチャックを開くことを強要され、定番の口淫へとストーリーは流れる。
悠香の頭の中には、自ら描いたその場面が浮かんでいた。

 二つの小さな突起が浮かんでいたTシャツが床に落ちた。
水色のショーツ一枚だけの裸体に視線が刺さる。
刹那、悠香は悠樹の前にひざまずいた。
たわわな乳房が悠樹の目の前で揺れた。


 「ほら、言えよ。それからどうしたんだっけ?」
 「う、うん……何て言うか──く、口で……させられたの」
 「だめだめ、はっきり言えよ。フェラチオって───ほらほら」
 「い、言えない……だ、だって───」
 「だってなんだよ?ほら、素直に言えよ」
 

 言えない……言えないよ──
 言ったら私……本当に────
 ああ……お願い──もっと虐めて
 
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