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ちょいS部長の羞恥レッスン
第7章 通勤電車で考え事
 さらに、羞恥プレイや性交の際に、思い出すだけでも恥ずかしくなるような痴態を、藤崎に見られてしまったことも、璃子の心に重くのしかかっていた。

 しかも、璃子自身の肉体が、羞恥プレイを毛嫌いするどころか、むしろ歓迎してしまっていたことも。

 それらのことを考えると、心が乱されるばかりなので、璃子は目を閉じて他のことを考えようとする。

 電車がひときわ強く揺れた瞬間、璃子の脳裏に浮かんできたのは、友則の姿だった。

 いつも優しかった友則は、藤崎のような命令口調の言葉も一切かけてこず、気遣いに溢れていたことを思い出す璃子。

 そして何より、あの当時、友則と璃子は深く愛し合っていたので、性交やその他諸々の行為においても、璃子はいつも「思いやり」や「愛」を感じていた。

 友則と過ごした、短いながらも幸せな日々を思い返すと、璃子は泣きそうになってくる。

 なので、さらに他のことを考えようと、璃子は目を開いた。




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