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ちょいS部長の羞恥レッスン
第2章 彩乃とおしゃべり
ファミレスの隅っこの席に落ち着き、いつも通り注文をスムーズに済ますと、明朗快活な彩乃が珍しく心配そうな表情をして口を開いた。
「ねぇ、璃子。体調、悪いんでしょ。今日ずっと元気なさそうだったし」
「え、うん……まぁ、色々あって……」
何事も包み隠さず話す仲ではあったが、それでも場所が場所であり、なおかつ内容も内容なので、璃子は事情を打ち明けることができない。
「言わなくても分かってるよ。友則(とものり)君のことでしょ!」
彩乃が言っている人物、狭山(さやま)友則は営業部に所属している、璃子や彩乃の同期社員だ。
営業成績は「中の上」くらいと噂されており、優秀な社員らしい。
ルックスも人当たりも良いことから、女子社員からの人気も高いようだ。
そして、そんな人気者の友則と、璃子は僅か数ヶ月前まで交際していたのだった。
学生時代から全くモテるタイプではなかった璃子にとって、友則のような男性から告白され、交際することになったことは、忘れることができない想い出だ。
「ねぇ、璃子。体調、悪いんでしょ。今日ずっと元気なさそうだったし」
「え、うん……まぁ、色々あって……」
何事も包み隠さず話す仲ではあったが、それでも場所が場所であり、なおかつ内容も内容なので、璃子は事情を打ち明けることができない。
「言わなくても分かってるよ。友則(とものり)君のことでしょ!」
彩乃が言っている人物、狭山(さやま)友則は営業部に所属している、璃子や彩乃の同期社員だ。
営業成績は「中の上」くらいと噂されており、優秀な社員らしい。
ルックスも人当たりも良いことから、女子社員からの人気も高いようだ。
そして、そんな人気者の友則と、璃子は僅か数ヶ月前まで交際していたのだった。
学生時代から全くモテるタイプではなかった璃子にとって、友則のような男性から告白され、交際することになったことは、忘れることができない想い出だ。