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ちょいS部長の羞恥レッスン
第12章 再び週末
冷徹さを感じさせる双眼で、璃子の瞳を静かに冷たく睨みつけながら言われた言葉に、璃子は「はい」と小声で答えた。
すると、藤崎は素早く、璃子の唇にキスをする。
驚いて目を閉じることもできない璃子だったが、キスはほんの一瞬の軽いものに終わった。
「こうして、俺が決めたタイミングで、お前の唇を奪っても、お前は文句を言えない立場だ。今、お前は俺のものなんだ。分かったか」
「はい……」
唇に残る温もりを感じながら、璃子は気づいてしまった。
自分が決して、藤崎とのキスを嫌がっていないことを。
すぐさま心の中で、「部長が悪い人ではないと分かったから。それに、何度も肌を合わせた仲だし、キスにはもう慣れてしまったから」などと、色々な言い訳を呟いてはみたが、何の解決にもならなかった。
すると、藤崎は素早く、璃子の唇にキスをする。
驚いて目を閉じることもできない璃子だったが、キスはほんの一瞬の軽いものに終わった。
「こうして、俺が決めたタイミングで、お前の唇を奪っても、お前は文句を言えない立場だ。今、お前は俺のものなんだ。分かったか」
「はい……」
唇に残る温もりを感じながら、璃子は気づいてしまった。
自分が決して、藤崎とのキスを嫌がっていないことを。
すぐさま心の中で、「部長が悪い人ではないと分かったから。それに、何度も肌を合わせた仲だし、キスにはもう慣れてしまったから」などと、色々な言い訳を呟いてはみたが、何の解決にもならなかった。