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ちょいS部長の羞恥レッスン
第12章 再び週末
 この恥ずかしい体勢を一刻も早く終わらせるためには、用を足すしかないと璃子にもよく分かっている。

 ところが、このシチュエーションや藤崎の視線などが影響してか、璃子がいくら下腹部の筋肉を弛緩させても、放尿は一向に始まらなかった。

 そもそも、ここはトイレではない上に、普段とは違って全裸になっているのだ。

 さらに、一番恥ずかしいその部分を至近距離から、彼氏でもない藤崎に覗き込まれているという状況も、璃子にとってはあまりにも非日常的だったといえる。

 射るような視線を璃子の秘所に向けたまま、藤崎が言った。

「どうした? さっさと出せ」

 咄嗟に「長々とこの状態のまま待たせると、また機嫌を損ねかねない」と思った璃子は、懸命に出そうとする。

 しかしどうしたことか、璃子の意志に反して、小水は一向に出てくれなかった。




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