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ちょいS部長の羞恥レッスン
第13章 プールにて
 肝心のプール内もやはり、璃子が予想したとおりかなり混んでいた。

「混んでますね……」

 そう言って藤崎の方を向く璃子。

 そこで、藤崎が黒いポシェットを持ってきているのに初めて気づいた。

「あれ? 高虎さん……お荷物は更衣室に置いてこられた方が……」

「このポシェットも中身も、防水効果があるから気にするな」

「何を入れてこられたのですか……?」

 嫌な予感がしてきて、璃子は恐る恐る尋ねる。

「そのうち出して見せてやる。とりあえず、こんなプールサイドで突っ立っていても何も面白くないから、水に入るぞ」

「は、はい……」

 急激に不安が募ってきた璃子だったが、今さら逃げ出すことも引き返すこともできず、藤崎の後に続いて水に足を浸けた。




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