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ちょいS部長の羞恥レッスン
第13章 プールにて
 その後は、ショッピングモールへ寄ったり、レストランで夕食を済ませたりと、何だかんだで一日デートをした二人。

 帰宅後、さすがに疲れたらしく、藤崎はリビングにてくつろいだ様子でテレビを見始めた。

 璃子は藤崎の見る真面目な情報番組にあまり興味が持てず、読みかけの小説を読むことに。

 すると突然、藤崎が声をかけてきた。

「それは何の本だ?」

「あ、ミステリーです。あまり有名じゃない本ですが」

「面白いのか?」

「ええ、私は楽しんでます」

「じゃあ、読み終わったら俺に貸せ」

「はい。藤崎さんもミステリーがお好きなのですか?」

「どちらかというと好きな方だ」

 そう答えると、藤崎は再びテレビの方を向く。

 会話は終わりだと理解した璃子は、黙って続きを読んだ。




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