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ちょいS部長の羞恥レッスン
第15章 フットサル
翌金曜日の午前中、普段と変わらず事務室にて仕事に没頭していた璃子は、突然やや大きな音が窓の外から聞こえて思わずビクッとした。
部屋に戻ってきたばかりの彩乃がすかさず言う。
「あー、とうとう工事が始まっちゃったか」
一瞬、「何の工事だろう」と思ったが、すぐに「そういえば、お隣で増築工事が始まるって、彩乃が言ってたっけ」と思い出す璃子。
工事の音は、予想していたものよりは大きかったものの、「我慢できない」というレベルのものでもなかったので、璃子は少しだけ安心した。
しかし、彩乃は不満そうだ。
「早く終わってほしいなぁ~。うるさくて、全く集中できないよ。企画部の子に聞いたんだけど、他の部署にはちゃんと事前に『金曜日、つまり今日から工事が始まります』という連絡が回ってるみたいだよ。総務にその連絡が回っていない理由は、『騒音はほとんどこの事務室には届かないだろうから』ってことらしいのに、これじゃ話が違うじゃん!」
璃子は深く頷き、彩乃の意見に同意を示しながら言った。
「確かに、少しうるさいかな……。増築工事っていうことなら、1日や2日では終わんないんだよね」
「1ヶ月はかかるって聞いたかなぁ。間にお盆休みを挟むから、きっと来月までかかるだろうなぁ。はぁ~」
憂鬱そうに溜め息をつく彩乃。
璃子も同じ気持ちだった。
部屋に戻ってきたばかりの彩乃がすかさず言う。
「あー、とうとう工事が始まっちゃったか」
一瞬、「何の工事だろう」と思ったが、すぐに「そういえば、お隣で増築工事が始まるって、彩乃が言ってたっけ」と思い出す璃子。
工事の音は、予想していたものよりは大きかったものの、「我慢できない」というレベルのものでもなかったので、璃子は少しだけ安心した。
しかし、彩乃は不満そうだ。
「早く終わってほしいなぁ~。うるさくて、全く集中できないよ。企画部の子に聞いたんだけど、他の部署にはちゃんと事前に『金曜日、つまり今日から工事が始まります』という連絡が回ってるみたいだよ。総務にその連絡が回っていない理由は、『騒音はほとんどこの事務室には届かないだろうから』ってことらしいのに、これじゃ話が違うじゃん!」
璃子は深く頷き、彩乃の意見に同意を示しながら言った。
「確かに、少しうるさいかな……。増築工事っていうことなら、1日や2日では終わんないんだよね」
「1ヶ月はかかるって聞いたかなぁ。間にお盆休みを挟むから、きっと来月までかかるだろうなぁ。はぁ~」
憂鬱そうに溜め息をつく彩乃。
璃子も同じ気持ちだった。