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ちょいS部長の羞恥レッスン
第18章 彩乃とお出かけ、そして目撃
藤崎の手の上には、2枚のチケットがあった。
璃子が覗き込むと、明日行われるJリーグの試合のものらしい。
しかも璃子が応援している、地元クラブのホームスタジアムでの試合だった。
そのクラブチームは現在、J2(2部リーグ)に所属しており、昇格プレーオフ進出圏内の6位に浮上したばかりだったので、自然と応援にも熱が入っていた璃子は大喜びだ。
「明日の試合、チケットを取ってらっしゃったんですね! でも……私の分まで、すみません」
「気にするな。この前、一緒に見に行くと言ってたことを思い出しただけだ」
藤崎はいつもどおりぶっきらぼうにそう言ってチケットをしまい込むと、「持ち帰った仕事がある」とだけ言い残して書斎へ向かった。
璃子が覗き込むと、明日行われるJリーグの試合のものらしい。
しかも璃子が応援している、地元クラブのホームスタジアムでの試合だった。
そのクラブチームは現在、J2(2部リーグ)に所属しており、昇格プレーオフ進出圏内の6位に浮上したばかりだったので、自然と応援にも熱が入っていた璃子は大喜びだ。
「明日の試合、チケットを取ってらっしゃったんですね! でも……私の分まで、すみません」
「気にするな。この前、一緒に見に行くと言ってたことを思い出しただけだ」
藤崎はいつもどおりぶっきらぼうにそう言ってチケットをしまい込むと、「持ち帰った仕事がある」とだけ言い残して書斎へ向かった。