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ちょいS部長の羞恥レッスン
第19章 飲み会
「何か変な意図があるんじゃないかと勘ぐられてるのかもしれないけど、そういうわけじゃ絶対にないよ。たとえ、駅から自宅までの短い距離とはいえ、酔っているときに一人で夜道を帰っては危ないから。俺を信じてくれ」
「う、うん」
気(け)おされる形で頷く璃子。
もっとも、璃子がもし藤崎と恋人関係にあったならば、きっと断っていたはずだった。
しかし実際、藤崎とはそういう関係ではなく、さらに言うと、藤崎が別の女性と二人っきりの場面を先日目撃したことも、璃子のこの決定に影響していたようだ。
心の中で「いったんあのアパートに行って、友則君を帰してから、こっそり高虎さんのおうちへ帰らないと。面倒だけど、終電には多分間に合うはず」と呟く璃子。
友則は人懐っこい笑みを浮かべると、「じゃあ、また後で」と璃子に言ってから、お手洗いの方へ歩いていった。
「う、うん」
気(け)おされる形で頷く璃子。
もっとも、璃子がもし藤崎と恋人関係にあったならば、きっと断っていたはずだった。
しかし実際、藤崎とはそういう関係ではなく、さらに言うと、藤崎が別の女性と二人っきりの場面を先日目撃したことも、璃子のこの決定に影響していたようだ。
心の中で「いったんあのアパートに行って、友則君を帰してから、こっそり高虎さんのおうちへ帰らないと。面倒だけど、終電には多分間に合うはず」と呟く璃子。
友則は人懐っこい笑みを浮かべると、「じゃあ、また後で」と璃子に言ってから、お手洗いの方へ歩いていった。