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ちょいS部長の羞恥レッスン
第4章 関係の開始
 すると、僅か3分後、黒い車が走ってきて、璃子の前で停まった。

 事前に車の色と特徴を聞いていた璃子は、急いで助手席のドアを開けて「失礼します」と藤崎に声をかける。

 藤崎が「荷物は後ろに置くといい」と言ってくれたので、璃子は「はい、ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます」と答えてから、言われたとおりにした。

 後部座席にスーツケースを置いた後、再び「失礼します」と言ってから、璃子は助手席に乗り込んだ。

 平然とした様子の藤崎は、無言のまま顔だけ璃子の方を向いて待ってくれている。

 璃子が乗り込んでドアを閉め、シートベルトを着用したことを確認してから、藤崎はバックミラーや目視で前後左右を慎重に見回してから車を発進させた。




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