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ちょいS部長の羞恥レッスン
第20章 最後の休日
 翌日の土曜日は特に変わったことは何もなく過ぎた。

 しかし、続く日曜―――。

 朝食後に後片付けをしながら藤崎が言った。

「今日は出かけるぞ。俺たちの関係はあと4日ほどで終わるから、一緒に過ごす日曜は今日で最後だからな」

 テーブルを拭きながら聞いていた璃子は、思わずハッとして手を止めた。

 璃子は自然と、ここにいるのが当たり前のように感じ始めていたので、関係の終焉がたった4日後に迫ってきていると知らされた衝撃は大きい。

 璃子は今や、はっきり自覚していた。

 藤崎とのこの関係が、決して嫌なものでも気まずいものでもなくなってきており、むしろ「いつまでも続けばいいのに」と思い始めていたことを。




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