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ちょいS部長の羞恥レッスン
第20章 最後の休日
それから後始末を終え、首輪も外し、二人ともパジャマを着てから藤崎が言った。
「あさって、花火大会だ。覚えてるだろうな?」
璃子は忘れているはずもなかった。
この関係が終わりを迎える日なので。
関係開始当初は、璃子の心のどこかに「早く来てほしい」という気持ちすらあった日付だが、今となってはそんな気持ちはまるでない。
あるのはただ、名残惜しさと寂しさだ。
ただ、そんな素直な思いを今ここで口にすると、「淫乱な女」だと思われる可能性大なので、それを恐れている璃子にはできない。
一人で黙々と考え事をする璃子を尻目に、普段どおりに目覚まし時計をセットする藤崎。
そして数十秒後には藤崎が消灯した。
「あさって、花火大会だ。覚えてるだろうな?」
璃子は忘れているはずもなかった。
この関係が終わりを迎える日なので。
関係開始当初は、璃子の心のどこかに「早く来てほしい」という気持ちすらあった日付だが、今となってはそんな気持ちはまるでない。
あるのはただ、名残惜しさと寂しさだ。
ただ、そんな素直な思いを今ここで口にすると、「淫乱な女」だと思われる可能性大なので、それを恐れている璃子にはできない。
一人で黙々と考え事をする璃子を尻目に、普段どおりに目覚まし時計をセットする藤崎。
そして数十秒後には藤崎が消灯した。