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ちょいS部長の羞恥レッスン
第26章 告白
藤崎は動揺する様子もなく、「なんだそんなことか」と言わんばかりに答えた。
「妹の美月(みづき)だろうな」
「え?! 妹さんですか?!」
恋人ではなかったことに大きな安堵を感じつつも、「藤崎に妹がいた」ということに驚く璃子。
藤崎は苦笑しながら言った。
「お前は時々、人の話をよく聞いていないことがある」
「そ、そんな……。私はしっかりと……」
「ああ、職場ではしっかり聞いているな。それは俺も認めている」
こんな状況でも、璃子は褒められて嬉しくなってしまう。
藤崎はさらに言葉を続けた。
「問題は、普段プライベートで、の話だ。お前がこの家に来て間もない頃、俺のバッグについているウサギのストラップのことで、璃子は俺に『ウサギが好きか?』みたいなことを聞いてきただろう。そのとき、しっかり言った記憶があるぞ。『妹から貰った』と」
「妹の美月(みづき)だろうな」
「え?! 妹さんですか?!」
恋人ではなかったことに大きな安堵を感じつつも、「藤崎に妹がいた」ということに驚く璃子。
藤崎は苦笑しながら言った。
「お前は時々、人の話をよく聞いていないことがある」
「そ、そんな……。私はしっかりと……」
「ああ、職場ではしっかり聞いているな。それは俺も認めている」
こんな状況でも、璃子は褒められて嬉しくなってしまう。
藤崎はさらに言葉を続けた。
「問題は、普段プライベートで、の話だ。お前がこの家に来て間もない頃、俺のバッグについているウサギのストラップのことで、璃子は俺に『ウサギが好きか?』みたいなことを聞いてきただろう。そのとき、しっかり言った記憶があるぞ。『妹から貰った』と」