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ちょいS部長の羞恥レッスン
第5章 部長との初めての夜
 その後、ブラは着けずにショーツだけ穿き、パジャマを着た璃子は、リビングでテレビを見ることに。

 だが、「上司の自宅」だということが常に頭から離れないため、決してくつろいだ気分になることはなかった。

 乗り気ではないこの関係が、まだ始まったばかりで先が長いということも、璃子を憂鬱にさせる。

 先ほどの羞恥プレイや性交によって、自分があれほど感じさせられ、快楽を享受してしまったことを、璃子は心底「忘れたい」と思っていた。

 そして、我を忘れて藤崎を求めた上に、事後のキスに少しドキドキしたことも。



 テレビに全く集中できない璃子は、落ち着かない気持ちできょろきょろ辺りを見回す。

 綺麗好きな藤崎らしく、リビングは何度見ても、隅々まで整理整頓が行き届いていた。

 そんなとき、ふと璃子の視線が、部屋の隅に置かれたバッグに留まる。

 それはビジネス用には見えるものの、藤崎が普段職場へ持ってきているモノよりやや小さめだった。




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