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第8章 全裸の天使

「そんな恥ずかしい事を聞かないで、良いのゆっくりで、理恵
はこうして勇次さんと一緒にいるだけで、何もしなくても、凄
く嬉しくて気が休まり、何故だか幸せな気分になれるの」

「いいよ僕を、癒しの薬だと思って、時々服用してくれても」

「今こうして素っ裸で居るので、思い出した事が有るの、恥ず
かしいけど勇次さんに告白するわ、聞いてくれますか？」

「いいよ、云ってごらん」

「それは、勇次さんを初めて診察した日の夜に見た夢の事で、
その時も今のように全裸で勇次さんと、抱き合っていたのよ」

「ヘェー珍しいことも有るのだね、理恵は予知能力が有るのか
な、それからどうなったの？、続きを聴きたいよどうなるの」

「そこから先は、私には恥ずかしくて、云えないわ」

「夢の中身だから、恥ずかしがらずに云ってごらんよ」