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第17章 計画

「サイトウさん、今日はここまでで」

タカダはサイトウの目を見つめながら、その手に力を込める。

「お願いします」


タカダの行動に、サイトウはしばらく考えたものの、何も言わずにチヨから離れた。

「ちーちゃん、頑張ったね」

タカダはそう言いながらチヨの体につけられたおもちゃたちを外し、手の拘束を解いた。





「ちょっと、がっかりだよ」

サイトウは心底不満そうに、タカダを見やる。

「頼んだのは自分だろ？それともなに？今さら他の男にやるのがおしくなった？」

サイトウはベッドのそばに転がっていたジャケットからタバコを取り出すと、火をつけソファに座った。

「すいません」

チヨは呆気にとられながらも、そのやりとりを見つめる。

「ま、わからなくもないけど」

サイトウはゆっくりとタバコをふかす。
微かに、タバコが燃えるチリチリとした音が部屋に響いた。

「それで？今日はお開き？」

サイトウはタバコを灰皿に押しつぶすと、脱ぎ捨てられた衣服を身にまとった。


「すいません」

「はは、まぁ、僕で良かったんじゃない？他の男なら、タカダ殴ってちーちゃんレイプしてたよ。この貸しはかなりでかいからね」

サイトウはそう言うと、チヨに「また遊ぼうね」と呟き、部屋を後にした。