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第2章 食事
スイッチを切っても、まだ感覚が残っているのか、チヨは小さく震えている。
ようやく息も整うのを待って、タカダは帰ろう、と席を立った。


レジの前には学生グループだろうか?
4人の男女が並んでいる。
それぞれ会計を別にしているため、なかなかチヨたちの順番にならない。

タカダはそれを見ると、チヨの手を握った。

「あの?」

突然のことにタカダを見上げた瞬間、

「やっ」

チヨは驚いて小さな声を漏らす。
見上げたタカダは、先ほどと同じようにチヨの反応を楽しんでいた。

立ったまま襲いかかる突然の快楽に、チヨは思わずタカダの手を強く握る。
やめてと言いたくても、後ろにも人が並んでいて、その距離はとても近い。
チヨは下半身をバレないように小さくもぞもぞと動かす。

やっと回ってきた順番に、タカダの手が離れる。
ふらつきそうになるのを支えていた手がなくなり、チヨは溢れる快楽に飲まれないよう、必死に踏ん張った。

そのまま、またタカダの手を取り、ようやくチヨは長い羞恥の場から車に戻った。
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