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第5章 焦らし
「さてと、じゃあ続きしようか。いい?」

チヨは待ちきれない本心を隠して、微かに頷いた。

「ん?ちゃんと言って。おっぱい触ってください、は?」

「…あの、おっぱいを、触って、ください」

蚊の鳴くような声だったけれども、タカダは気にせずに満足気に微笑んだ。

「じゃあ、お言葉に甘えて」

ぎしっとベッドがなったかと思うと、タカダはチヨに乗るようにしながら、両手でゆっくりともみ始めた。
優しいその手つきに、チヨは徐々に緊張がほぐれていく。
言葉は意地悪ばかりだけど、でも、タカダは決してチヨに無理なことはするつもりはないみたいだ。

「柔らかいね、これ落ち着く」

そう言いながらも、揉みあげていた手のひらが少しずつ場所を変えていく。
鷲掴みにしたような指の間に固くなった突起を挟むと、ゆっくりとチヨの反応を見ながら指を動かした。

「はぁっ、んんっ」

小さな吐息がこぼれてくる。

「これ、気持ちいいの?」

「…はい」

「じゃあもっとしてあげるね。優しいのがいい?痛いの?」

質問がわからずチヨがだまると、タカダは手を動かしながら考える振りをする。

「あ、わかった。ちーちゃんの好みはいやらしくされるのが好きなんだっけ?」

「んんっ、そんなこと、ないです…」

ピンポイントで責め出した手の動きにチヨはさらに息をあげていた。

「ほんとに?こういうの、嫌いかな?見てみて」


タカダは覆っていた手を離すと、両手の人差し指の先端だけで、こねるように乳首を撫で始めた。

「あっ、やぁん、それ、恥ずかしい」

「恥ずかしいって、でも感じてるんでしょ?さっきよりも声大きいよ。どう?ほんとに嫌い?」

「あっ、んっ、嫌いじゃ、ない」

「ちーちゃんの嫌いじゃない、は好きだよね?ほんと、いやらしいの大好きなんだね。

そう言いながら、ひたすら責めていく。
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