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第5章 焦らし
「指一本でこんなに反応してくれるなんて、ちーちゃん結構敏感?」

タカダは笑いながらも手を休めない。

「どうしたの?腰動かして。もうこれ飽きた?やめて欲しい?」

「やっ、やめないで」

「はは、ほんと、淫乱。そんなに気持ちいいのかぁ。やめて欲しくなかったらどうすればいいんだっけ?」

「んん、わかんない」

「ん?ちゃんと言えばいいんだよ。もっといやらしく乳首いじってくださいって」


タカダは何度もチヨに卑猥な言葉を言わせる。
その度に、チヨはこらえようとしても恥ずかしそうに目を潤ませるのだから、タカダにとってはご褒美以外の何物でもない。

「あっ、もっと乳首いじって…」

「んん?違うでしょ?」

人差し指だけの刺激に飽きたのか、タカダはつまんだり優しく転がしたりしながら、それでも弄ぶのを楽しんでいた。

「いやらしく、いじってください…」

「まずまず、かな。じゃあ、次はこれかな?」

言ったと思った時には、タカダは固く張り詰めた突起を口に含み、キュッと吸い付いた。
と思うと次の瞬間、舌で転がしはじめる。
もう片方の胸は相変わらず指でいじられたままだ。

ゆっくりとした展開に、理性も失いチヨは激しく声を出し始めた。
タカダはそれに反応することなく、ひたすら指と舌で責め続ける。

「んん、もう…」

終わる気配のない愛撫に、チヨが耐えきれなくなっても、それでもタカダはそのまま動き続ける。

「んんー?」

口に含んだまま籠った声のタカダをついチヨは見下ろした。
すると、舌を出して乳首を転がしている、上目遣いのタカダと目が合う。

「やぁっ」


ずっと、見ていたの?
やだ。

チヨは顔を隠そうともがくも、自由にならない腕がそれを遮る。
腕を拘束されて、ひたすら胸を触られて。


「やぁっ、見ないで」


チヨは今日何度目かわからない、懇願をした。
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