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キスの後で…
第4章 あ
「ん・・・ご主人・・さま。入れてくださ・・・いっ」

その言葉に満足したように笑って。
すでに大きくなっているそれをゆっくりと私の中に差し入れた。

きっと私の中は先輩のカタチになってる―――

身体が先輩のカタチを覚えてる。

腰のあたりで、見るも無残にぐちゃぐちゃになったメイド服は
すっかり意味のないただの布で
そのサテンが意味もなく妖しく光る。

さっきからバイブが震えている先輩の携帯は
私たちの行為にはまったく関係がないかの様に無視されて

私たちはその震える振動音さえ聞こえないかのように1つになる。

露わになった胸の先に唇を近づけて
腰を振るリズムに合わせて甘噛みされた。

その刺激に極限まで気持ち良くなって
腰の布がまだるっこしいことも忘れる。

全身に鳥肌が立って、この瞬間を甘美な戦慄が走った。

「ああ・・・はぁぁ・・」

先輩が身体中に落とした、そのキスに酔いしれて
唇にキスを求めて顎を上げれば
明らかにそれを知って無視した先輩の唇が私の首筋を這う。

「ご主人さ・・・まっ。キス・・・してくださ・・・ぃ」

懇願と同時に唇に戻ってきたキスは
乱暴にそのすべてを奪った。

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