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キスの後で…
第6章 で
「コスプレは、いやじゃなかったですよ」
ほんの少し空気を変えようと思って
ニッと笑って、赤い顔でそういえば
「そうか」
と、先輩も笑った。
「似合ってなかったけどな」
先輩も負けずに気を取り直してそう言うから
「後は胸だけでした!」
と、応酬すれば
「だなぁ・・・」
と、残念そうにうなづいた。
「ちょ・・・胸だって別にふつーですから!」
むきになった私を笑い飛ばして。
「わかったから、落ち着け」
「先輩・・・あの人とは・・・」
でも、これを聞かないと本当には落ち着けない。
「別に。お互いの部屋に残っていたものを返しあっただけ」
本当に、そうなのかはわからない。
けど、先輩がそれ以上言わないから、私はそれで納得することにする。
もし・・・
もしも、あの人がやり直そうという話だったとしても
今先輩の横にいるのは私で
先輩は私を好きだと言ってくれた。
それがすべて―――だと。
そのまま、先輩は私の看病をしてくれて
夜になると音楽をかけてテーブルにスタンドライトだけをつけて
部屋の電気を消した。
ほんの少し空気を変えようと思って
ニッと笑って、赤い顔でそういえば
「そうか」
と、先輩も笑った。
「似合ってなかったけどな」
先輩も負けずに気を取り直してそう言うから
「後は胸だけでした!」
と、応酬すれば
「だなぁ・・・」
と、残念そうにうなづいた。
「ちょ・・・胸だって別にふつーですから!」
むきになった私を笑い飛ばして。
「わかったから、落ち着け」
「先輩・・・あの人とは・・・」
でも、これを聞かないと本当には落ち着けない。
「別に。お互いの部屋に残っていたものを返しあっただけ」
本当に、そうなのかはわからない。
けど、先輩がそれ以上言わないから、私はそれで納得することにする。
もし・・・
もしも、あの人がやり直そうという話だったとしても
今先輩の横にいるのは私で
先輩は私を好きだと言ってくれた。
それがすべて―――だと。
そのまま、先輩は私の看病をしてくれて
夜になると音楽をかけてテーブルにスタンドライトだけをつけて
部屋の電気を消した。