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第6章 夢で見た夜

「…ぁあっ…スゴイ、熱い…蕩けそう…」

恍惚とした表情の玄くんが、すごくセクシーで。
私も…

指とは違う、奥まで届く感じ…

無意識に、腰をくねらせて玄くんを飲み込もうとしている。

「あッ…その動き…ヤバい…気持ちイイ…」

肌のぶつかる音と、結合部からはぐちゅぐちゅという水っぽい音。すべてが興奮を掻き立てる。

「っ翠…みどりっ…」

「…ぁあぁあっ…げん、くんっ…」

熱に浮かさたように互いの名前を呼んだ。




最後の瞬間。
私は玄くんの背中にしがみつき、その腰に脚を絡めるような、木に抱きつくコアラのような体勢で。
玄くんを、逃がさないように絡め取った。

ズンッと重いひと突きと、玄くんの苦しそうな呻き声。

同時に昇り詰めて弾けた……