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同級生
第7章 原点
「ショックだった…被写体に対する愛情がひしひしと伝わってくるだろう?当時ボクは、行き詰っててね。大きな仕事が次々と入って、働かなくてもいいくらいお金はあったし、慢心してた。そして同時に、自分の限界も感じてた。そこにこんなピュアな写真見せられてごらん…雷に打たれたみたいだったよ…こんなピュアなコと一緒なら、また初心に返れるかな、と思ってね…ゲンを弟子にすると決めたんだ。だからキミは、ゲンだけでなく、ボクの転機にもなった、エンジェルというより、救いの女神、かな?」

師匠は見事なウィンクとともに、チュッと唇を鳴らした。

こんな写真…観てるこっちが恥かしくなる…いや、写真としてはすごく爽やかな一枚なんだけどね?
写ってるのが、自分だし…こんな大きなパネルで自分の顔見たことないし…

でも、師匠の言うとおり、被写体に対する愛情が伝わってくる、っていうのは、本当かもしれない…
少なくとも、嫌ってたり、何とも思ってない相手の、この瞬間を捉えるのは難しいだろう。

玄くんが高校生の時から、私のことを、本当に好きでいてくれたんだ…と知って。

どんな顔をしたらいいか反応に困り、私は「ありがとうございました」とぺこりと頭を下げてその場を離れ、玄くんの元に向かった。




ーfinー










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