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同級生
第7章 原点
「やっぱりね。7年前…だったかな。NYの、ボクの行きつけのバーでね。ボクのファンだっていう日本人の男のコが、ボクが来るまで何日も通ってきてたんだ。で、それをマスターに教えられてね。熱狂的なファンならサインの一つもして一緒に写真を撮ってやればそれで済むんだろうと思って軽い気持ちで会ったんだ。なのにそのコは弟子にしてくれって言いだしてさ。ボクは正直迷惑だと思った。弟子とか面倒くさいじゃない。可愛い女のコならまだしも、ちんちくりんのジャパニーズボーイにはボクは全く興味ないからね。」

はは…なんていうか…イタリア人っていうのは皆自分の欲求に素直に生きてる人種なのかしら…

「だけどそのコなかなか引かなくてさ。しょうがないから、明日ここになんか写真持っておいで、それを見て決めるって誤魔化したんだ。その時にゲンが持ってきたのがこの写真だよ。」

………

憧れてる人に、作品を見てあげると言われて、どうでもいい写真を持っていくってことはないだろう…てことは、玄くんにとって、この写真は、特別な、とっておきの1枚だったってことで。

そう考えると、顔が一気に熱くなる。

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