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女神の目覚め
第1章 女神の目覚め prolog
背中に、
4つある青紫の痣。
強く強く腰をねじ込みながら、
痣を指先で撫でる。
髪のあいだから見える白い肌。
(離れられないの………頭では、分かってるのに)
(もう一緒に住んでもないのに、
誘われると逢いたくて)
(きっと、新しい彼女がいる。
分かるもん、部屋の雰囲気で…………
それでもいいんだ、私)
以前、
酔った有沙先輩が溢したセリフが蘇る。
俺は細い腰を掴むと被さるように抱き締め、
グッと脚にチカラを入れた。
髪に鼻を埋めると甘い香りがする…………
『ああん、あんっ、あん』
有沙先輩……………!!
熱が一気に集まって弾けた。
スー………………
スー………………
泣き疲れた子供みたいに、
丸くなって眠る有沙先輩の顔を見詰める。俺のTシャツを着て眠る、俺の女神。
『………………くっそ…………』
俺はあどけない、可愛い年上の女子の寝顔を見ながら溜息を吐いた。
俺が有沙先輩を誘う時は、
有沙先輩は虚ろな雰囲気だ。
堪らない。
いたたまれない。
___だって、分かるから。
虚ろな雰囲気を出すのは…………
そいつに逢ったあとだって。
『あ~あ、俺もへたれだっつんだ…………』
俺は仰向けになってベッドサイドの灯りを消した。
有沙先輩の寝息に合わせて、
眠りが訪れる。
そっとカラダを離して眠りに身を投じた……………
4つある青紫の痣。
強く強く腰をねじ込みながら、
痣を指先で撫でる。
髪のあいだから見える白い肌。
(離れられないの………頭では、分かってるのに)
(もう一緒に住んでもないのに、
誘われると逢いたくて)
(きっと、新しい彼女がいる。
分かるもん、部屋の雰囲気で…………
それでもいいんだ、私)
以前、
酔った有沙先輩が溢したセリフが蘇る。
俺は細い腰を掴むと被さるように抱き締め、
グッと脚にチカラを入れた。
髪に鼻を埋めると甘い香りがする…………
『ああん、あんっ、あん』
有沙先輩……………!!
熱が一気に集まって弾けた。
スー………………
スー………………
泣き疲れた子供みたいに、
丸くなって眠る有沙先輩の顔を見詰める。俺のTシャツを着て眠る、俺の女神。
『………………くっそ…………』
俺はあどけない、可愛い年上の女子の寝顔を見ながら溜息を吐いた。
俺が有沙先輩を誘う時は、
有沙先輩は虚ろな雰囲気だ。
堪らない。
いたたまれない。
___だって、分かるから。
虚ろな雰囲気を出すのは…………
そいつに逢ったあとだって。
『あ~あ、俺もへたれだっつんだ…………』
俺は仰向けになってベッドサイドの灯りを消した。
有沙先輩の寝息に合わせて、
眠りが訪れる。
そっとカラダを離して眠りに身を投じた……………