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初戀 〜真珠浪漫物語 番外編〜
第3章 恋のためいき
当麻と初めてのデートの日…。
綾香は朝から何度も服を着ては脱ぎ…を繰り返していた。
舞台衣装は沢山持っているのだが、私服となると数えるほどしか持っていない。
…バイト先では制服があるからね…。
綾香は溜息を吐いた。
…望己さん、お洒落だから…。
いつも舶来物の高価そうな洋服に身を包んだ当麻の姿が頭に浮かぶ。
…釣り合うような服なんてありゃしない…。
でも…。
綾香は姿見を見た。
大きな瞳が幸せそうに輝いている。
頬も薔薇色だ。
…いいんだ。
私は私。飾らない私でいこう。
望己さんはありのままの私を受け止めてくれる人だから…。
鏡の中の自分に笑いかけ、先ほど脱ぎ捨てた白いチャイナ襟のブラウスにラベンダー色の小花模様のロングスカートを身に付ける。
髪をいつもより丁寧に編み込み、薄桃色のシフォンのリボンを結んだ。
そして、真珠のピアスを大切そうにつけて家を出た。
綾香は朝から何度も服を着ては脱ぎ…を繰り返していた。
舞台衣装は沢山持っているのだが、私服となると数えるほどしか持っていない。
…バイト先では制服があるからね…。
綾香は溜息を吐いた。
…望己さん、お洒落だから…。
いつも舶来物の高価そうな洋服に身を包んだ当麻の姿が頭に浮かぶ。
…釣り合うような服なんてありゃしない…。
でも…。
綾香は姿見を見た。
大きな瞳が幸せそうに輝いている。
頬も薔薇色だ。
…いいんだ。
私は私。飾らない私でいこう。
望己さんはありのままの私を受け止めてくれる人だから…。
鏡の中の自分に笑いかけ、先ほど脱ぎ捨てた白いチャイナ襟のブラウスにラベンダー色の小花模様のロングスカートを身に付ける。
髪をいつもより丁寧に編み込み、薄桃色のシフォンのリボンを結んだ。
そして、真珠のピアスを大切そうにつけて家を出た。