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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第11章 旧友との会合



「18年振りになるのか……」


あの時、取り決めた約束もあり、私は倉原に関わるのを一切止めた。


初めの内は周りも変な目で見ていたが、その内誰も気にしなくなった頃に私は本社転属、そこで倉原との縁は完全に切れた。


全ては美紀の為に・・



その倉原が美紀の事で相談と頼み…


何となく吉田春夫が関わっていると推測は出来る、あの男の事を倉原も気付いたのだろうか?



「やはり、早急に手を打たないといけない」


遠藤が言っていたボディガードの件、実際に遠藤が進める人物に会って見た。

二十歳とは思えない利発な瞳と、遠藤が言う通りの鍛えられた身体、ボディガードや探偵を主な生業としているらしく、こちらの条件に有無も無く同意書にサイン。


余計な事は言わず聞かず、それでいて実力は確か…
今の現状に最適な人物、そう私も思ったから契約を結んだ。


あの者なら上手くやるだろう、ただし少しばかりの時間が必要とは言ってはいた。


それはそうだ、資料だけで裏付けも何もある訳じゃない、そこから証拠を探し出し尚かつ美紀を守る‥並大抵の事ではない。



「ともかく明日‥か……」


閉じた携帯を見詰めながら、倉原が何を言って来るのかと考えてしまう。


多分‥私達の事は気付いていない、私と美紀に何があったかは……


美紀が屋敷に来たあの日、私は倉原には会っていない、応対したのは遠藤で、そこで簡単な話をしたらしい。


実の親子じゃないと発覚していた事…


家族関係が上手くいっていない事…


全て、遠藤を通して聞いた事だ。



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