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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第14章 闇の中の一筋の光
とうとう、この日が来た……
ガッコに行く気にもなれず、ぁたしはただ部屋でボーっとしているだけ。
とりあえず、単位は落とさないギリギリラインで、ガッコには行ってるケド。
もう少しで21時…
彼奴との約束の時間は必ず22時、教師達のガッコが終わる時間に指定されてる。
休憩2時間の地獄…
ラブホって、夜は休憩タイム2時間と設定されているところが殆どだから、その2時間の間、ぁたしは彼奴の奴隷にされる。
「・・着替え‥なくちゃ・・・」
ガッコから、あのラブホまでは近いケド、家からは結構な距離がある…
此処は閑静な住宅街の端っこ、表通りに出てからバスに乗って3つか4つくらいの距離。
すっかり馴染んだ肌が隠れる服装…
簡単に下着とストッキングに、長めのタイトスカートと長袖のカットブラウス。
彼奴相手なら、これで十分、殆ど化粧をする気も起きない。
薄いリップだけ塗り、この間の薄いコートを羽織ればそれで終わり。
「・・眼鏡・・」
最後に‥もうお守り替わりの眼鏡を掛けて、ぁたしは地獄の待つラブホに向かって家を出た・・・・・
全く‥この狸共は……
チラッと時計を見れば、もう22時近い…
酒が入っているせいか、常務共は多少ご機嫌顔。
私は幾ら飲んでも、酒で潰れた事は一度も無い、それが強みでもあるが……
「・・それで……
先程、大型人事と言ったな?」
「はい、マンネリ化した部署では伸び悩みの連中も…
そこで、大型人事で適材適所に割り振れればと……」
「ほう…
今の配置では不満か…
採用時に適性試験をし、部署割りしている、育たないのは教えが悪いか能力が無かっただけだ」
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