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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第14章 闇の中の一筋の光
「それはそうですが……」
「現状態で適所と思っている…
それと‥人事課長の総務部移動の書面が来ていたが、これも大型人事の一環かね?」
「それは・・・」
人事課長は私の子飼い、それを動かされる訳にはいかない。
しかし‥常務の焦る顔を見ているのは楽しいが、いい加減長い…
何時までこんな茶番を続ける気なのか・・・・・
何とか時間までに、ラブホの前に来る事は出来た。
気は進まないケド……
もう少ししたら、彼奴がやって来る…
ぁたしを蹂躙しに、ぁたしを壊しに、あの何が入っているか分からない鞄を持って彼奴が来る。
「・・はぁ--」
やっぱり最後には溜め息しか出ないみたい、ぁたしも芸無いなぁ……
しかし‥こんな時に、こんな事考えてるぁたしって…はぁ--
「・・・・・!」
彼奴が来た!
ぁたしの前を通り過ぎたのを、ぁたしは無言でその後を追う。
身体が震える…
後ろ姿だけでも不機嫌だって分かる、今日こそ何をされるのか分からない。
見た目は何時もと変わらず‥適当に部屋を選んで、灯りの指示通りに歩き部屋の中へ……
"カチャン"
オートロックの音、いや牢獄の鍵が閉められたら音。
徐にコートだけは脱ぐ………と、そこに!
「何している!
早くしろっメス犬!!」
"パンッ!!"
「っっ!!」
いきなりの平手打ち!
ホントにヤバい、イライラを通り越してる。
「何だ、その不服そうな目は!
糞犬には、まだ躾が必要だな!!」
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