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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第15章 束の間-早乙女邸-
えぇー!?
嘘? 嘘?
これ‥ぁたしが食べてたやつ……
「ん‥美味しいね…
じゃ、仕事して来るよ」
ビックリしているぁたしをよそに、紀永さんは機嫌良さそうに部屋を出て行ってしまったし。
「・・嘘ぉー」
その‥紀永さんがかじった跡…
これ、どうしよう??
「・・・・・」
散々迷って、ぁたしはサンドイッチを食べる…
紀永さんが口付けた場所を、少しだけドキドキしながら、ぁたしも………
「会長…」
「なんだい?」
毎日変わらない仕事をしながら、私は机の前に立つ遠藤の方に目を向ける。
「これから少々外に出ますが、1つ…
先程、美紀様の体格を調べさせて頂いた時、腰とお腹周りに触れた時に、美紀様が痛そうな素振りをしたと、話しておりました」
「腰とお腹??」
昨晩見た時には‥いや、微かだが青あざがあった…
もしかして我慢していたのか??
「・・少し気になる…
午前中は仕方ないが、午後から手当てはしたが傷が多いし、カウンセリングも兼ねて医者を呼ぶかね」
「その方が宜しいかと…」
「それと、吉田春夫の事だが、どうやら携帯端末を使って、証拠写真を撮って保存しているようだ…
しかも流出させると脅迫しているところを見ると、自宅にバックアップ‥パソコン内かメモリー類かは分かりかねるが、保存していると見た方がいい」
「携帯端末‥手を出しにくい物ですね…」
「ああ…
パソコンならば、最悪ネット経由でどうにか出来るが…
そこで、彼に動いて良いと……」
「・・分かりました、早速連絡を取ります」
「頼んだよ」
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